ホーム お役立ちコラム チラシのデザインのコツとは?見やすいチラシの作り方
公開日:2020.09.11
チラシのデザインのコツとは?
見やすいチラシの作り方
そこで今回は、見やすいチラシをデザインするコツなど、チラシのデザイン初心者にとって知っておきたい情報をご紹介します。これからチラシを作る方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。
デザインの前に、チラシ作成の目的を改めて確認しよう
チラシ作成に限った話ではありませんが、デザインを考える際には目的を明確にしておきましょう。目的をはっきりさせる理由についてご説明します。
チラシのデザインは目的によって変わる
チラシ作成・配布の目的によって適したデザインは変わってきます。
目的がはっきりしないままチラシの作成に取り組んでしまうと、作成途中で着地点を見失う可能性があります。
まずは「チラシをどんな人に見てもらいたいのか」「チラシでどんな効果を与えたいのか」から考えるようにしましょう。
チラシのデザインに必要なもの
チラシ作成を始めるにあたって、目的だけ準備して満足してはいけません。チラシを作成する前に、デザインに必要な材料を揃えたり、ワークフローを考えたりする必要があります。
チラシに掲載するテキスト
チラシに掲載するテキストとは、キャッチコピーや文章、タイトル、説明文など、チラシに掲載するすべての文章を指します。チラシに掲載する文章をテキストでまとめておくことによって、チラシの方向性を決められ、チラシの内容を明確化できます。
チラシに掲載するテキストを書き出す際には、チラシを作成する目的を踏まえた上で書き出すようにしましょう。
チラシで利用する素材
次に、用意するべきものは、チラシで利用する素材です。素材は写真やイラストなどが挙げられます。
素材を用意する際は、なるべくチラシと関連性が高いものを選び、一目で伝えたいことがわかるような素材を選ぶように意識しましょう。
イメージ写真やイラストのような素材は、素材のサイトからダウンロードするのが一般的な入手方法です。印刷物のデザインに使いやすい素材サイトは以下でご紹介していますので、こちらもぜひチェックしてみてください。
参考:ポスターデザインに使える!イラスト・写真の素材サイト4選
商品画像は素材サイトからの入手は難しいため、写真を自前で用意する必要があります。最近はスマートフォンのカメラの性能が高くなっており、アプリで気軽に加工もできるため、自分で写真を撮影して素材を作成するのも良いでしょう。
ただし、商用チラシの場合は写真の質が商品のイメージを大きく左右します。商用チラシに商品写真を掲載する場合は、できればプロのカメラマンに依頼するようにしましょう。
チラシをデザインするソフト
チラシを作成するためには、チラシを作成するためのソフトが必要です。デザイン制作のソフトは、Adobe Illustrator、Adobe InDesignなどのデザイン専用ソフトが一般的に使われています。
簡易的なものであれば、Word、PowerPointといったMicrosoft Officeのソフトでもデザインの制作は可能です。
参考:デザインソフトなしでポスターやチラシが印刷可能?便利な版下作成サービス
見やすいチラシデザインのコツ
チラシのデザインでは、文章の作成・配色・書体選び・レイアウトの工夫・写真点数・余白の使い方などにコツが必要です。では、それぞれについて詳しくご説明していきます。
文章の作成
チラシの文章作成は、もっとも力を入れるべきところでしょう。そのチラシに適した文章やキャッチコピーの有無で、チラシの効果は大きく変わります。
チラシ内の文章では「文章が短く理解しやすい」という点が重要です。人がチラシを見たときにとる行動として一番多いのが、一瞬見て気になったものを、さらに詳しく見てみようとすることです。
そのため、一瞬のうちにチラシを見た読み手の気を引かせるためには、短く理解しやすい文章が適切です。適したキャッチコピーを作るには、チラシの読み手がどんなことを求めているのかを考えることが重要になります。
配色
デザインの配色は、チラシ全体のテーマを強く表現する要素の1つです。そのため、配色を決める際は、メインとなる色を軸として、その色と馴染みが良い色を選ぶようにしましょう。
馴染みの良い色を選ぶポイントとしては、なるべく同じ系統の色を使うということです。例えば、文字色を赤とした場合、背景は薄いピンクといったようにすると、配色に統一感を出すことができます。
また、配色に差をつけてインパクトを出す方法もあります。例えば、背景を青、文字を入れる枠を補色であるオレンジにすると、ぱっと見たときの印象が強く、一瞬見ただけでも記憶に残ることでしょう。
書体選び
書体は、チラシを使う場面に合わせて選ぶようにしましょう。例えば、ビジネスのような硬い場面ではポップな字体ではなく、少し硬めのゴシック体がおすすめです。
チラシ内に文字が多いときは、可読性の高い明朝体をチョイスしても良いでしょう。
反対に、イベントや町内の集まりなど、カジュアルな場面で使うチラシには、堅くなりすぎないようポップな字体の丸ゴシックがおすすめになります。
キャッチコピーなど、目を引きたい場合には、フリーフォントの利用がおすすめです。
参考:商用利用OK!ポスターやチラシデザインにおすすめのフリーフォント4選
チラシを使う場面の雰囲気に合わせて書体を選ぶことで、その場にあったチラシを作成することができます。
レイアウトの工夫
チラシのデザインには、レイアウトの法則が5つあります。5つのレイアウトの法則に従うことによって、より見やすいチラシすることが可能です。
5つのレイアウトの法則は以下の通りになります。
・グループ化する
・揃える
・繰り返す
・メリハリをつける
・誘導する
では、それぞれについて説明していきましょう。
グループ化する
グループ化は、チラシに掲載する内容をカテゴライズして、それぞれを枠や線で区切ってまとめることです。
そうすることによって、意味や内容が近いものをまとめて見られるようになるので、見やすく理解しやすいチラシになります。
揃える
揃えるとは、文頭揃え、文末揃え、中央揃えなどを使って、チラシ全体のバランスを良くすることです。
バランスを良くすることによって、チラシ全体のクオリティを底上げできるでしょう。また、可読性もアップするため欠かさずチェックしましょう。
繰り返す
繰り返すとは、グループ化と同じようにカテゴライズをして、それを順番に並べ繰り返していくということです。
繰り返す場合は、同じ情報を同じ構造で並べていきます。そうすることによって、1つ1つの情報を区切って見ることができるため、見やすく知りたい情報がどこに掲載されているのかわかりやすくなります。
メリハリをつける
メリハリをつけるとは、強調したい部分だけを目立たせることです。目立たせるには、文字に大小や色に差をつけたり、余白をなくしたりといった方法があります。
メリハリをつけることによって、インパクトのあるチラシになるため、伝えたい情報がすぐに伝えられるようになります。
誘導する
人間がチラシを見るときの視線の動かし方は、法則性があります。その法則は、横書きの場合なら左上から右下に、縦書きの場合は右上から左下に視線を動かすことです。
その法則性を活かしたレイアウトで、最初に目線を置く位置には、インパクトがあり読み手が気になるような情報や素材を掲載します。その後、目線が動きに合わせて、どんどん内容を掘っていき、最後に読み手が一番欲しい情報を掲載するというテクニックです。
参考:ポスターやチラシなど、基本的な印刷広告物のデザインレイアウトのポイント
写真点数
写真の点数によって、レイアウトを変えることも、チラシの内容を読み手の印象に残すテクニックの1つです。
例えば写真を1点しか使わない場合は、中央に大きく写真を掲載することによって、読み手にインパクトを与えやすいレイアウトになります。
写真を複数使う場合は、写真の大小を揃えることによってきれいで見やすいチラシに仕上げられます。
余白の使い方
余白は、基本的に大きめにとるのがコツです。あまり情報を詰め込みすぎると見づらくなってしまいます。
また、一方で余白が大きすぎてスカスカになってしまうのも適切とは言えません。そのため、程よいバランスの余白を空けるようにしましょう。
おわりに
今回は、これからチラシのデザインを始める方にお伝えしたい、デザインのコツなどの情報をご紹介しました。
チラシ作成の目的をはっきりさせないまま着手すると、制作過程においてどんなものを作りたいのかわからなくなってしまいます。また、作成する際もしっかりとコツを押さえることで、より良いチラシを完成させることができるでしょう。
ぜひ、この記事を参考にして見やすいチラシを作成してくださいね。
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