ホーム お役立ちコラム 文化祭ポスターを印刷!ポスターデザインやイラストのアイデア、作り方
公開日:2020.10.02
文化祭ポスターを印刷!
ポスターデザインやイラストのアイデア、作り方
校内だけではなく、地域の方に向けても宣伝する学校の文化祭。皆さんは、文化祭のポスターを制作する際、何を重視していますか?
見やすさ、見た目の斬新さ、色使い、内容の伝わりやすさなど、ポスター作りには重要な要素が数多くあります。しかしこの中で特に重要な要素は、内容の伝わりやすさではないでしょうか。たとえ見栄えが良くても、中身が伝わらなければポスターの宣伝効果が薄れてしまうためです。
そこで今回は、文化祭ポスターのデザインやイラストのアイデアなど、文化祭ポスター作りのポイントをご紹介します。
【1】文化祭ポスターに欠かせない要素
デザインやイラストから決めてしまうと必要な情報が漏れてしまい、修正が必要になってしまいがちです。
そのため、まずはポスターを通じて、見た人に伝えたい情報やメッセージを項目ごとに整理してみましょう。
文化祭の実施を知らせるポスターを作るのであれば、校内だけではなく他校の友人・知人や地域の方々も来場する場合があります。来場者のことを考慮し、最低限必要な情報やメッセージを掲載しましょう。
例えば下記のような項目をポスターに盛り込むことが一般的です。
・タイトル(「○○学校 第○○回 文化祭」など、学校名や文化祭名)
・日時と時間(開催する年月日と時間、学校の所在地や最寄り駅からのアクセス方法など)
・文化祭のテーマ(今回の文化祭のテーマ・スローガン)
文化祭ポスターは実施を知らせるものだけではなく、催し物を宣伝するクラスポスターを作る場合もあります。クラスポスターを作る場合は、下記の項目の記載が必要です。
・クラス名
・催し物の名前(売店を行う場合は商品名や値段も記載)
・開催場所(体育館や教室名など)
開催場所が分かりにくい場合は、地図を掲載するのも良いでしょう。また、文化祭全日ではなく決められた日程・時間のみでクラスの催し物を行う場合は、日時なども書く必要があります。
【2】文化祭ポスターの文字のデザイン・大きさ
ポスターの内容をスムーズに理解してもらうためには、文字の大きさやフォントを意識してデザインすることが大切です。どのフォントを使用するかによって、ポスター全体の印象も大きく変わるため注意してください。
見やすいフォントの選び方
フォントにも、さまざまなデザインがあります。演出したい雰囲気(イメージ)で、フォントを選ぶようにしましょう。ただし、遠くからでも読みやすいフォントを選ぶことが重要です。
基本的に「ゴシック体」が読みやすく、ポスターではよく使われています。どのような雰囲気でも合わせやすく、シンプルなデザインからカラフルなポスターにも利用しやすいフォントです。
その他にも、かわいくてポップなデザインを利用する場合は「ポップ体」、和をモチーフにしたデザインにする場合は「明朝体」などとポスターの雰囲気に合わせると良いでしょう。
文字の大きさ・バランス(配置)
文字は、太く大きいほど、大胆さが出て可読性が高まります。文化祭名や開催日時などの強調したい部分は、太字で大きめ表記にしましょう。
また、細めの小さい字体は、与えるインパクトが小さく可読性が低くなります。そのため、高級感や静かさ、美しさを伝えるのに向いています。
ポスターで利用するなら、文化祭のテーマや説明文などに利用すると良いでしょう。
デザインを確認する際には、1m以上離れたところから見ることを前提に、見やすい大きさの文字にすることをおすすめします。
例として、学会などのポスター募集要項では、目安としてタイトルのフォントを最低48ポイント(約1.7cm四方に収まるサイズ)、文字のフォントを最低28ポイント(約1cm四方に収まるサイズ)としている場合があります。ポスターサイズとの兼ね合いもあるため、大体2cm四方よりも大きめのサイズで、ポスターサイズとのバランスを取ると良いでしょう。
遠くからでも人を引きつけられる文字にするために、行間のスペースを適度に取って文字を詰め込みすぎないなどの工夫も大切です。
また、文章は中央にそろえる(中央ぞろえ)よりも左ぞろえの方が見やすくなるため、おすすめです。
中央ぞろえの場合、行のスタート位置がバラバラになってしまうため、全体にまとまりがなく読みづらい印象を与えます。
【3】文化祭ポスターのイラスト
イラストはポスター全体のイメージを印象づける、ポスター制作における重要な要素の1つです。文字だけではなく、イラストも挿入し、魅力のあるポスターを作りましょう。
文化祭のポスターなら、文化祭のテーマ・スローガンから連想するイメージをイラストで表現することをおすすめします。
文化祭のポスターに登場することの多いテーマ・スローガンと、そこから連想されるイラストをご紹介します。
>参考:ポスターデザインに使える!イラスト・写真の素材サイト4選
友情や絆をテーマにしたデザイン
友情や絆をテーマにしたポスターを作成する場合は、
「手をつないでいるイラスト」
「小指に赤い糸がつながれたイラスト」
「生徒が集まっているイラスト」
などが適しています。
やさしさをテーマにしたデザイン
やさしさをテーマにする場合は、花やハートを取り入れたイラストがおすすめです。ハートの中心に文化祭名やスローガンを入れたり、花を持っている生徒のイラストを入れたりするとやさしいイメージになります。
平和をテーマにしたデザイン
平和をイメージしたポスターを作るのであれば、白い鳩や折り鶴のイラストを利用します。
白い鳩は平和のシンボルとして有名ですね。い
ろんなカラーの折り鶴が飛んでいるデザインは、カラフルで多くの人をひきつけるでしょう。
学校のイメージに合ったデザイン
文化祭のポスターを作るなら、学校の特徴に合わせたイラストを使うのもおすすめです。
農業系の学校であれば、食物や動物のイラストが適しています。工業系の学校であれば、機械的なイメージのあるイラストが良いでしょう。
文化祭で行われる催し物を集めたデザイン
文化祭の催し物に合わせたイラストを使ってポスターを作るのもおすすめです。
そのため、文化祭で行われる出し物については前もって確認しておきましょう。音楽に関連するもの、お笑いに関連するもの、模擬店のような料理に関連するものなど、数多くあると思います。
音楽なら楽器や音符、お笑いなら漫才をしている様子や笑い転げている姿のイラスト、模擬店なら料理のイラストを使用してはいかがでしょうか。
これらのイラストを集めたデザインにすると文化祭のポスターであることが一目で分かるポスターができます。
どのようなポスターなら文化祭に行ってみたくなるかを、見る側の立場で考えて制作していきます。
【4】配色に気をつける
ポスターは遠くから見ても目立つようにするため、配色にも気をつける必要があります。
色の使い方としては、濃い色と薄い色をうまく使ってコントラストを強く仕上げましょう。そうすることで、視認性を上げるポスターを作ることができます。
例えば、背景は白やパステルカラーにしてイラストや文字を濃い色を使う、反対に背景は紺色など濃い色を使い文字を白などの薄い色を使う方法があります。
また、使用するカラーによってイメージが異なります。テーマによって合わせるほか、メインビジュアルが決まっている場合はそのイメージに合わせるようにしましょう。
寒色系
青や水色などの寒色は、落ち着いたイメージを与えてくれます。落ちついたテーマでポスターを作成する場合は、メインカラーに寒色系のカラーを選ぶのがおすすめです。
暖色
暖色は、暖かいイメージを与えてくれるカラーです。オレンジであれば、仲間や絆を連想してくれます。赤は、情熱的なイメージを与えてくれるカラーでおすすめです。
【5】著作権に注意する
著作権に注意ポスターに有名キャラクターを描くことについては、著作権的に問題がないとする意見もあれば、問題があるとする意見もあります。
著作権の問題は自分たちでは判断がつきにくいため、ポスター制作の際にはデザインやイラストの盗用はもちろん、安易な模倣は控えてください。
有名キャラクターの一部を少し変えてオリジナルキャラクターだとすることも避けた方が無難です。
おわりに
文化祭ポスターの目的は、文化祭の宣伝と集客です。文化祭と全く関係のないイラストや文章を入れないよう注意しましょう。どの学校の文化祭で、いつ行われるのかがしっかりと分かるようなポスターにすることが大切です。
今回ご紹介したポイントを参考にしながら、魅力的な文化祭ポスター作りにチャレンジしましょう。
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