就活の自己分析はなぜ必要？重要性や方法、
コツをチェック

就職活動をする中で、「自己分析」という言葉は必ずと言って良いほど耳にします。自己分析はなぜ必要なのでしょうか？また、どのように行えば良いのでしょうか？

今回は、就活の自己分析の重要性や方法、コツについてご紹介します。

就活の自己分析が重要である理由

自己分析をおろそかにしていたため、就活で失敗してしまう学生も少なくありません。自己分析がなぜ重要なのかについて理解しておきましょう。

【1】自分のやりたいことを明確にできる

自己分析の目的の1つは、自分のやりたいことを明確にすることです。2018年時点で、東証の上場企業だけでも3,600社以上あります。自分がこれまでどんなことに興味を持ち、これからどういったことをしたいのかがあいまいだと、会社選びに迷ってしまいます。自分の軸を定めることによって、業界や職種を絞りやすくなります。

【2】自己アピールに役立つ

「あなたの長所は何ですか？」と聞かれて、すぐに答えられない方も多いのではないでしょうか。自己分析には、自分の強み・弱みを明らかにする意味もあります。エントリーシートに自分の長所・短所を記載する欄があったり、面接で自己アピールを求められたりしますが、自己分析をしておけば的確に答えられるでしょう。

就活の自己分析の方法

それでは実際に、自己分析を行ってみましょう。ここでは、自分史の作成、モチベーショングラフの作成、他己分析の3つをご紹介します。

【1】自分史を作って過去の自分を振り返る

自己分析の最初のステップは、過去の自分を振り返るというプロセスです。

例えば、今までどんなことに力を注いできたのか（学業、部活動、生徒会活動、アルバイト、趣味、ボランティアなど）を思い出して、時系列（小学校、中学校、高校、大学）で紙に箇条書きで書き出してみましょう。

次に、具体的な取り組み内容、力を注いだ理由や苦労したこと、困難を克服するために工夫や努力したこと、学んだことなどについて掘り下げて考えます。エントリーシート作成や面接のときのために、きちんとした文章にまとめておくことをおすすめします。

【2】モチベーショングラフを作る

モチベーショングラフとは、縦軸にモチベーション、横軸に時間をとり、モチベーションの時間的な変化を可視化したグラフのことで、自分の関心や興味を知るときに役立ちます。

これまでのうれしかった出来事や楽しかった出来事、悲しかった出来事やつらかった出来事を洗い出して、そのときのモチベーションをグラフで表してみましょう。

【3】他己分析を取り入れる

自分のことを自分で客観的に分析するというのは難しいものです。そのため、他の人に自分を分析してもらう「他己分析」を取り入れると良いでしょう。自分の長所や短所を家族や友人に聞いてみるのも良い方法です。他己分析で自分が知らなかった強みに気付けることもあるため、周りに率直に話してくれる人がいれば試してみましょう

就活の自己分析のコツ

自己分析は就活をする上で重要ですが、自己分析のしすぎで悩んでしまい、先に進めないというのでは本末転倒です。自分史やモチベーショングラフを作成し、自分について深く知ることも重要ですが、それらと並行して企業や仕事の情報も確認するようにしましょう。

就業経験が乏しい学生の場合、自分の過去を振り返るだけでは、自分に合った会社や仕事を決めることは難しいのが現実です。企業サイトをチェックしたり、合同会社説明会に参加したりすることで、「自分がどんな業界に興味や関心があるのか」「自分がどんな職種に適性があるのか」が見えてきます。

就活がうまくいかないというときは、自己分析だけでなく、企業や仕事に目を向けてみましょう。

おわりに

今回は就活の自己分析の重要性や方法、コツをご紹介しました。自分史やモチベーショングラフは自己分析の際の効果的な方法です。他己分析を取り入れたり、企業や仕事の情報を確信したりしながら、自己分析に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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